出逢い
彼はふたつ年上の、違う大学の人でした。
大学一年も終わり、春休み
私は彼氏もできないまま、平凡な休暇を過ごしていました
そこへ大学の友達のエリちゃんからlineが。
「ニーナ、旅行行かない?」
『旅行いいね!どこ行く?』
「箱根!」
箱根かあ〜。友達と旅行ってなんか楽しそう!
ってことで即、箱根旅行へ。
って...来たはいいものの、箱根って田舎なのね...(ごめんなさい)
しかも1月だから、トロッコ?から見える景色は枯れ景色だし...(ごめんなさい)
おまけにエリちゃんはいきなりカツ丼食べて胃もたれしたり、電車間違えたり、
私との旅行中なのに、彼氏の話ばっかりしたり。
エリちゃんには二つ上の彼氏がいて、絶賛ラブラブ中。マーくんというらしい。
だったらマーくんと箱根きたらよかったんじゃない?
こんな感じで、思ったより旅行は楽しくなくて。
私、インドアなせいか、旅行は景色より旅館が好きだし
名所巡りよりかは、駅近を名物食べ歩きするのが好き。
ほんと旅行向いてないのかもね...箱根に失礼なこといっぱい考えちゃった。
さて、気を取り直して旅館だ!
期待値が下がったおかげか、思ったよりいい旅館!きれい!
夕食と温泉をすませるとすぐ夜に。
もちろんガールズトークよね!
まあ私は話すこともないんだけど...
「ねえニーナ!lineでマーくんがさあ、今ちょうど幼馴染くんとラーメン食べにきてるから、その後マーくんと、マーくんの幼馴染くんと、私と、ニーナの四人で電話しない?って言ってるんだけど、どう?」
『え、四人で!?私はいいよ...エリちゃん楽しんで!』
「それじゃあ幼馴染くんが寂しがるじゃん〜!今ちょうどマーくんとラーメン食べてるらしいの!箱根と地元で2対2で電話って楽しいよ絶対!」
いや、幼馴染くん誰よ...初対面すぎるわ!
強引に押されながら、結局電話することに...
続く